商店街は、その地域の歴史・文化・情報の集積される場であり、人と人とが出会う場、交流する場、そして地域コミュニティを醸成する場であり、「まちの顔」とも言えたはずです。地方分権・地域主権の大きな流れの先で、「まちの顔」は必要不可欠です。ところが昨今、全国各地の「まちの顔」が元気をなくしてきています。
4年前、私達青年会が早稲田商店会から、その元気をもらい、提案し実現させた「七日町エコステーションプロジェクト」という種が、本年、「全国リサイクル商店街サミット」の開催という芽を出すことになりました。
この芽を大きな花へと育むのが本大会です。そして、その花が実をつけ、さらに新たな元気の種となり、全国各地に飛び広がるための「全国リサイクル商店街サミット」であると私達は考えます。
本年、七日町商店街振興組合は設立40周年を迎えました。この記念すべき年に開催する「第7回全国リサイクル商店街サミット山形大会」は、七代先の子ども達に誇れるまちづくり、すなわち持続可能な社会(サステイナブル・コミュニティ)の構築に向けて、商店街は何ができるのか、そして何をすべきなのかをテーマに、本大会を進めて参りたいと思います。
これまで6回を重ねた「全国リサイクル商店街サミット」は、「環境」を切り口として地域のコミュニティづくりと、商店街同士・地域間のネットワークの構築を行ってきました。それこそがサスティナブル・コミュニティの基盤となることです。
「環境先進都市・山形」を目指す私達のまちの取り組みを、そして全国の事例を是非ご覧いただき、皆様一人ひとりの「気づき」に繋がれば幸いに存じます。
秋の山形を、味覚を含め五感で感じていただける「おもてなし」で皆様をお待ちしております。
「第7回全国リサイクル商店街サミット山形大会」実行委員会
幹事長
菊 地 健 太 郎
All Rights Reserved by The 7th "Zenkoku Recycle Shotengai Summit in Yamagata" Jikko Iinkai, 2004