山形宣言
「第7回全国リサイクル商店街サミット山形大会」山形宣言

商店街にシャッターが降り始めると地域も元気をなくし出すといわれます。地域社会が元気であれば、商店街も元気です。地域社会と商店街は、一心同体です。

街の原点は市場(いちば)、商店街です。商店街は、人のつながりをつくり、育てる場であり、外の世界との入り口でもあります。地域社会の生活を支え、文化を育ててきたのも商店街です。そうした商店街の本来の意味や役割を、今回のサミットで改めて私たちは認識しなおすことができたと思います。

山形市は「環境先進都市」を目指し、現在だけではなく、将来を見据えて、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。基調講演にもあったように、持続可能な地域社会は、その地域に関わるみんな、企業も商店街もNPOも、行政も、みんなが一緒になって知恵と汗を出していかねばいけません。

そうしたなかで、今回のサミットでは、商店街としてやれることがたくさん提案されました。それぞれの商店街が、そうした提案を、出来るところから実現していくことが、誇りを持って、子どもたちに引き継いでいける、持続可能な社会づくりにつながっていくと思います。それぞれの地域を元気にしていく先導役として、商店街の元気を高めて生きたいと思います。

最後に、今回のサミットを主催させてもらった七日町商店街として、3つの決意と5つのアクションプランを発表させてもらいます。

■3つの決意
○ 七日町商店街を「人と人とが出会う」にぎわいの場にしていきます。
○ 地域社会の元気のフロントランナーとして、常に話題を提供していきます。
○ 地域の遊び場として、また学び場として、子どもたちや高齢者の人たちが集まりやすく、集まりたくなる商店街を目指していきます。

■5つのアクションプラン
○ 私たちが目指す商店街と地域社会のビジョンをつくり発表します。
○ ひとに優しいまちづくりとこれからの都市交通のあり方の研究会を発足させます。
○ 全国の商店街のネットワークによるこだわりの食材を利用しての地域間交流に取り組みます。
○ 商店街ができるエネルギー問題を考える研究会を発足させます。
○ 地域の遊び場・学び場としての子どもたちとの交流の場を積極的に創ります。

第7回全国リサイクル商店街サミット山形大会
実行委員会幹事長 菊 地 健 太 郎