「全国リサイクル商店街サミット山形大会」の準備が進む中、5つある分科会のうちの一つを担当する事になり、自ら第5分科会を選びました。今年度から、毎月商店街で主催する子ども向けイベントを企画・運営するようになり、今の自分にはぴったりのテーマだと思ったからです。
「子ども達と商店街」という漠然としたテーマ。後で考えれば、難しいテーマを選択してしまったなーという感じです。単なる事例発表だけでは終わらせたくないという思いもあり、分科会の進め方、どういう方向に持って行くのか大変悩みました。何度か会議を重ね、分科会のおおまかな流れや方向性を決めた後にコーディネーターの中村桃子さんに会うために千葉県佐倉市へ行きました。中村さんも不安に思っている部分もあったようですが、総合プロデューサーの佐藤修さんからのアドバイスもいただき、無事に大会当日を迎える事ができました。
大会当日は、コーディネーターやゲストの事例発表の後、会場から「子どもだけでなく、子どもを連れてくる大人の事も一緒に考えなくては・・・」「郊外の大型店と商店街の違いとは?」などと意見があり、質問も積極的に出て、終わってみれば何とか成功させる事ができたと思います。
第5分科会の結論としては、商店街は子ども達が参加・活躍できる場を子どもの視点に立ってもっと積極的に作っていくこと。また、商店街だけではできないこともNPO等の各種団体と連携し、地域社会においての子ども育成の一翼を担っていくことが大切であるとのまとめになりました。
商店街は、人と人とが交流する場であり、子ども達にとっては遊びの場・学びの場であると言えます。かつて、私が子どもだった時は、普通に商店街に遊びに来て、街の大人たちから色々な話を聞いたり、時には怒られたりしながら、自然に人との付き合い方などを身に付けていったのだと思います。しかし現在は、隣近所の人が何をしているのかも分からないような時代になってしまいました。そういう状況も踏まえて、商店街の役割も考えなくてはならないのではないでしょうか。
私の子どもの頃を思えば、「子ども達と商店街」というテーマで議論しなくてはならないことに一抹の寂しさを感じたものの、この第5分科会がこれからの活動の、何かきっかけになれば幸いだと思います。
最後に、ご協力いただいた関係各位に感謝申し上げ、また今後共よろしくお願い致します。
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