【ななプロ】 [file_14]
 「ななプロ」は"いい仕事をしている"と七日町でウワサになっているプロのみなさんを紹介します。
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【すし三崎丸】 店長 堀米 薫さん
山形市七日町2-1-2
TEL:023-625-3764
営業時間: 11:00〜22:00
定休: なし

七日町の寿司職人。得意の握りは「情熱寿司」
「小さい頃から、料理をするのが大好きでした。」取材中、堀米氏は何度もこの言葉を口にした。

彼は現在34才。寿司を初めて握ったのは19才で、当初はバッテラといったいわゆる「上方寿司」を握っていたが、転属により現在は「江戸前寿司」の職人として七日町に「和」を提供してくれている。

「とにかく江戸前寿司はスピードが命、時間が経てば経つほどネタの鮮度は落ちますし、お客様が黙っていません。」多い時は一日約1000個の寿司を握り、しかも、同じ分量のシャリを寸分の狂いも無く握るという職人技を持つ。

仕事中どんなことを意識しているかという質問に彼はしばし悩み、こう答えた。「カウンターに入っているのでやはりお客様の目というものは常に意識しています。ですが、握っているときは無心ですね。体が覚えているんですよ。シャリの重み、握りの感触。何と言うか、体の全神経を『手』に集中していますから、結局、意識しようとしても意識できないというか・・・でも、毎日同じ作業なんですけど、これまで一度も飽きたとか、つまらないとか思ったことはありません。」そう、彼は料理に対し並々ならぬ情熱を抱いているのだ。

七日町の寿司職人の握りには、情熱というサビが効いている。


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